酵素かコーラか！

こんな極端な選択で迷うのもおかしい話なんですが、、、昼下がり、ランチと夕飯の間、学校から帰って乾いた喉を潤すのに、コーラを飲みたい。でも、最近酵素ドリンクを飲み始めて何かいい感じの彼は、そこで迷う。何でも食べたい盛りの少年が～冷蔵庫を前に悩む。その光景を思い浮かべると微笑ましいです。

そこには少年の母親がストイックな飲み方を実践している影響があるのでは？と思いました。

最近酵素ドリンクを飲み始めた彼女は、朝は９時から１０時くらいに飲んで、それから二時間ほど間を取ってランチを食べるようにしています。そうして、夕飯前３時頃、口さみしくなると、いつもの甘いおやつは口にせず、携帯用の酵素ステイックを摂るのだとか。酵素は間食時に飲む、食事の約二時間前に摂るというのを、徹底して守っているのですね。

以前、相談された時、出張先の三度の外食で便秘になってしまい、体調を崩されたとのこと。

痩せたいとか単なるダイエットでなく、疲れた腸を改善したいという希望があった為、敢えて朝食、おやつはとらず、酵素と食事の二本立て。その結果、今はとても体調がいいそうで、本人も満足しているご様子。自分で決めたスタイルでいい。体に対する想いと行動がぴったり一致した成果ではないでしょうか。

食べ物と体に及ぼすエネルギーって、なかなか面白い側面があるのです。

かなり昔の話になりますが、、こんな事もあるのです。

それは、６０年か７０年も前の事。ある女性が夜中に腹痛を起こし、七転八倒の苦しみの末に病院へ行きました。腹膜炎と診断されてすぐに手術となり、術後、医師から絶対に煙草を吸ってはいけないと釘をさされます。何せ昔のこと、当時の医療事情はわかりませんが、煙草を吸ったら命の保証はないぐらいにいわれたそうな。ところが、最初はおとなしく耐えていたけれど、どうにも我慢ができない。そこで遂には買ってきてと弟に懇願するのでした。弟は仕方なく買ってきた煙草をひと箱渡します。もちろん、少しずつだよ！とけん制しながら。。ところが、本人は、煙草に火をつけるのももどかしく、何とそれら数本を一気に口に押し込み食べてしまったのだ。驚いたのは弟で、何てことを！と慌てふためいても、当の本人はケロッとしている。なんともないのだ。。

煙草が体に悪いとか、食べたらどうなるとか、そんな理屈も吹っ飛んでしまう時がある。

今、私たちに必要なのは、こんな体の内から湧き出るエネルギーのようなもの。

果たして何が自分を守っているのか、どんなものが自分のエネルギーを高めてくれるのか。。

私たちは体の内なる声を聞くべきだろうし、それを軸としてぶれないことです。

酵素を飲むべきか、それともコーラか。それは可愛い問題に過ぎない。