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ケールはどこへ行った

野菜を買いに行った店先で、私は目を疑った。

手のひらサイズのペタンコな葉っぱが三枚、ビニールパックに入っていて、シールの値段を見ると398円。たった三枚!?ひとり分にもならないゎ。。そう、私はケールを探していた。やっと見つけたと思ったのに。。

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二ケ月アメリカにいた間、買い物先のスーパーでは、どこでも野菜が豊富だった。イモ類、雑穀、豆、とりわけ緑の野菜がたくさんある。そして、オーガニックだから少ないとか、値段がグンと高くなるということもない。そればかりか、瑞々しく、葉肉に柔らかさがあった。一束買えば三日くらいは食べられる。

NY,マンハッタンのカフェでも、たいてい大皿に山盛りになったケールのサラダを食べられるし、マクロビオティックでもケールは緑の野菜の優等生!。

前に、一度だけ横浜のデパ地下の野菜売り場でケールを見たことがあるが、それは、あの鳥獣戯画の兎が雨傘にしている大きなハスの葉っぱのような一本だった。たった一本のお化けケールを手に取り、しばし眺めた。この太い茎、分厚い葉肉で美味しく食べられるんだろうか。。だいだい、この日本でケールといえば、大手健食で出しているサプリやら、ジュースにはよく入っているのに、野菜としては殆ど店頭に並んでくれない。私としては、普通に調理してお皿に盛って、自分の歯でもって噛んで食べたいのだ。スムージーもいいけど、普通に噛んで食べないでどうする?千年も前の古式日本料理の書にも、口中消化と謳っている。それこそ、テレビや雑誌でケール特集でも組んでくれたなら、翌日には店頭にズラリと並ぶ。。そんな儚い夢をみて、野菜売り場で立ち尽くすのであった。通販探そうかな~。

欲しいものがない。種類も少なすぎる。。

アメリカに行く機会があったなら、スーパーを覗いてみてください。ファ―マシ―も楽しいですが、食品売り場は宝の山。どれにしようかなあ~とルンルン気分になりますよ。。それに、断然安いです。日本の商品と比較したり、生きた勉強になる。野菜のみならず、卵、バター、牛乳など、選べないほど多種多様な品が並び、選択肢が消費者側にあるってことを実感します。今まで自分は日本の店先に並ぶ少ない選択肢のなかで買っていたんだなあと、米国ではっきりわかった。

ここは日本だ。今日も、別の野菜売り場に行ったなら、ケール欲しいんですけど~!おじさんに突っ込んでみよう。

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