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聖夜に寄せて

12月に入り、街のイルミネーションが華やかになり、クリスマスソングが聞こえてくるようになると、、

納戸から大きなツリーを出しては、毎年のように飾り付けをするのがとても楽しみでした。

みんなが家にいた頃は、そんなクリスマスが当たり前のように思ってましたが、大きくなって一人減り、二人減り、、、

いつの間にか、静かなクリスマスになりました。

そんなクリスマスがやってきて、今年は、素敵なプレゼントを娘から贈られました。

シスレーの化粧品とポーチのセット。

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実はシスレーという化粧品には、ちょっと思い入れがあります。
何かの雑誌で読んだのですが、成分に植物の力、とりわけ野性の植物の力を取り入れているのです。
野性の植物の力。ここに着目しているなんていいなあと思ってました。

実際、私は色々なものを試し使ってみたりしてますので、よく娘がそれを選んでくれたなあと感心したわけです。
そして、ラッピングの美しさ、、
美しいものは、見ているものをときめかせる。

振り返ってあの頃を思い出す時、こども達が一番楽しく思い出すとしたら、、それはクリスマスのビデオじゃないかしら。。
ディズニーはほんとに良くできていて何度見ても楽しいし、スノーマンは抒情的。。

その中で、一番印象に残っているのがクリスマスキャロル。。
ミッキーのクリスマスキャロルというビデオがあったのです。

ご存知、守銭奴のスクルージーがイヴの夜、夢で親友の亡霊によって自分の心を入れ替えるという物語。
一夜にして、人が、人生が変わるのだ。

家族でテーブルを囲んで、クリスマスのチキンやケーキを食べて、、あたりまえのような光景も突然表れるわけではない。
子どもの頃ツリーを飾ったり、サンタさんに手紙を書いたり、プレゼントが楽しみで寝られなかったり、みんなで踊ったり歌ったり。。
その延長線の上に、今のクリスマスがある。成人して親に美しいプレゼントを贈ってくれたりもする。
幼い時の暮らしは今に至る出発点。

ここ数日、NHKでもやっていましたが、親によるこどもの監禁生活、虐待。
メディアが番組を作るくらいだから、もう、根が深いのです。
その子達が成人して話す。画面を通してだけど、わたしは戦慄を覚えた。

もう、クリスマスどころか子どもとしての暮らしが崩壊している。
運良く早めに気が付いて保護された子はまだ救いがあるけれど、絶望して自ら命を絶った子もいる。

クリスマスを楽しんでいる私たちの生活は当たり前か。ちょっとの差で人生は狂ったりもする。

イヴの夜サンタでも、亡霊でもなんでもいい、子どもにそんな酷い仕打ちをする者の前に現われ、驚愕せしめ給え、、
誰が、子どもの美しい人生を壊していいものか。

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