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菜食主義の落とし穴 ~ヴィーガンでも健康がイマイチな理由~

マクロビテイックはヴィーガン(又はベジタリアン食)とよく比較されることあります。

確かにマクロは植物ベースの食べ物が多いことから、ヴィーガン食と同じだと思われがちですが、マクロとヴィーガンは根本的に違うのです。

何が違うのか、まとめてみると、、

 

1) マクロは東洋の陰陽バランスに基づいている

自然界の全てのもの、人間も生まれた月や場所などによって陰陽のバランスで成り立っています。

マクロでは、日常の食事•体の動かし方(運動、習慣など)をとおして自分の生まれ持った体質や日々の体調をいかにバランスよく保つかが大きな課題です。

からだの気のめぐりを良くするのが大事、とも言えます。

そのためには食べ物の陰陽エネルギーを把握して食事を工夫しなければなりませんが、ヴィーガンの場合、動物性ではないか?という観点から食べ物を選ぶだけで、例えば、化学物質や人口甘味料が入っていないのか、味付けがきつすぎない等は問いません。よって、食べ物が植物性であっても体に
良いとは限らないのです。

 

2) 身土不二(しんどふじ)

人間のからだと地は一体。

つまり、私達は地と調和することによって心身健康になれます。

これは決して難しいことではなく、住んでいる土地が生む植物を食べることで自然に調和できます。

何故なら、体が必要とする物は自然が与えてくれます。

旬の食べ物もそうです。

熱帯のフルーツやスパイスを好んで日頃から食べる人が多いですが、季節や産地を問わない食べ方は身体のバランスの乱れの原因になります。

 

3) 自然の味が本当の味

ヴィーガンだからと言って、必ずしも健康食とは限りません。

塩や調味料の使い過ぎは野菜の元々の味を台無しにしてしまい、異常な味覚を起こします。

マクロビオテイックの食事は全て自然の味です。調味料は野菜や穀物の甘味を引き出すために少量しか使いません。

最も、自分にとって自然の味が一番になると不健康な食べ物は欲しくなくなります。腸にも良くない肉や乳製品も自然と食べたくなくなるのです。

「大好きな肉料理なしの食生活は考えられない!」と、食べ物の制限・禁忌に対する恐怖を感じる人も多いですが、舌に自然の味を覚えさせれば食べ物の好みが同時に変わってくるということを知るべきです。

つまり、特に抑制をしなくても自然と不健康な食べ物は絶ち、体が健康食だけを求める様になります。

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