マクロビオティックの食事療法、体操、運動、胎教、お産のクラスなど、安産に向けての対処法は色々あります。

私もこれらを全て実践しました(完璧ではなかったですけど)・・・

あともうひとつ、心がけていたことがあります。少し意外なので、エッて思う人が多いかもしれませんが自分のお産に凄い影響があったと感じるのでシェアします。

道具もお金も何も必要がなく、しかもどこでもいつでも出来ます。

それは、イメージトレーニング。

SBアカデミー代表の牛王田雅章さんはイメージトレーニングを以下のように説明しております：

「イメージトレーニングというのはみな聞いたことがあると思う。成功すること、勝つことをその行為する前に想像することだ。しかしイメージしてもなかなか上手くいかないのが通常。では、どういうふうにイメージすればいいのかということだ。確かに物事を行う前に「良いイメージ」をすればいいし、それがないとけっして上手くいかない。イメージするにも、正しいイメージの仕方を教えます。それは「感情」を伴いながらイメージするということです。これが知っている人は少ない。人間行動を起こせば必ずそこにはなにがしかの「感情」が生まれる。失敗して恥かしい。上手くいって褒められて嬉しい。感動のあまり涙した。すべて行動には感情が伴う。だからイメージする時も、この必ず上手くいった時の「感情」を想定して、その感情を感じながらイメージし続けること」

出来るだけリアルに自分の描くお産を何度も何度も想像する。それを実際経験して、思い出してるかのように・・・それだけである。

この時、出来るだけ「リアル」に想像するのがポイント。

ただ、「安産ならいいな〜」と願うのではなく、病室のなかで陣痛に耐える自分、その隣にはあなたをサポートする旦那・看護婦さんがいて、などなど。ディテールが多いほど良い。そしてその場面の感情を感じることも忘れずに。

私の場合、助産院での出産でした。

最初の頃に部屋などを下見させてくれるので、自分が陣痛とお産の時にどんな環境で過ごすのか知ることが出来る。定期健診の時にお産婆さんにも会って質問をしたり、アドバイスを受けます。そこの助産院で出産する妊婦は皆お産準備クラスも受けないといけないので、お産の流れ・陣痛の乗り切り方を学び、どんなエピソードが起こりうるか色々想定することも出来る。

今回の初めてのお産みたいに経験したことのないものは想像するのは難しいが、事前の勉強があったからこそ、自分の理想なお産を強くイメージすることが出来たんじゃないかと思う。

ちなみに私が妊婦時代イメージしていた安産は、ベッドの横で冷静に痛みに耐える私がいて、陣痛は順調に進み、そしてお産婆さんに褒められ（笑）私も自分自身が発揮した力に感動するという光景でした。

実際、陣痛も順調にきて順調に進み、陣痛にも（どちらかというと）静かに耐えることができ、最後にはお産婆さんに「初めてにしてはスムーズにいったね！」と感心されました。

妊娠中、恐ろしい出産体験談ばかり聞きましたが全て聞かなかったことにしてほぼ毎日、安産のイメージトレーニングしました。たかが想像、されど想像・・・痛くはないとは言えませんが、「出産＝怖い」というのを思い込んでしまっていたら、恐怖と緊張感のためにリラックスができず、陣痛がスムーズにこなかったかもしれない。イメージトレーニングをすることで潜在意識に「大丈夫。自分はできる。全て上手くいく」とインプットしてあったことが安産への鍵だったと感じます。