お母さんの思想、感情、言うことはお腹の中の赤ちゃんに伝わると言われますが、本当だと思います。

このエピソードは私自身が妊娠中に体験したことですが、偶然にしてはあまりにもタイミング良かったのでここに書きます。

現在アメリカで上映中の「ジュラッシック・ワールド」。昔、夏休みで初めてアメリカに来たとき、初めてここの映画館で見たのが「ジュラシック・パーク」。巨大スクリーンで観るT-REXは8才の私をハラハラドキドキさせた・・・私の印象に強く残る、思い出の映画となった。

なので、今年の「ジュラシック・パーク」の宣伝を見た時、幼少の体験を思い出していきなり楽しい気分になった。

ところが私の予定日は6月11日・・・
上映開始日は、次の日の12日からだった。

普段ハリウッド映画には興味ないですが、今回は絶対に観たかった。幼少に戻れる貴重な体験は、産後までは待ちたくない！笑われるかもしれませんが、その日から胎児に密かに頼むようになった、、、

「12日に観たいのがあるから・・・出てくるならその後にしてね!どうしてもだからお願いよ〜」

6月に入り予定日にも段々近づくと私は更にしつこく、念を押すように赤ちゃんに言うようになった。

「まだ駄目、、、後もうちょっとね！」笑。

たまに予定日より早く生まれてしまう赤ちゃんもいるので、6月はヒヤヒヤしながら過ごした(どれだけ映画がみたいんだ、、)。

そして予定日の11日がやってきましたがその日は静かでした。

次の日、最初の上映時間は午後1時。体調は普通だったので映画を観に行くのは大丈夫だと判断し、近所の映画館目指して出掛けました。

そして子連れの家族に囲まれて無事、映画を見終わりました。いつもお腹のなかでいっぱい蹴る子が上映中、いやに静かだったのでちょっとビックリしましたが、きっと大人しく待ってくれていたのでしょう、、、

映画は3時過ぎに終わり、大満足・ルンルン気分で、ついでに買い物をして帰宅しました。

その夜、私はキッチンで片付けをしていたら陣痛が始まりました。

映画を見終わって約6時間後。

来たか、???と思いながら、夜中の12時過ぎまで家事をしてました。

痛みがドンドン強くなっていったため、横になっても寝れませんでした。

3時頃、お産婆さんに電話をして状態を知らせました。4時に助産院に着いたとき、子宮口は5センチまで開いていました・・・そこから陣痛は順調に進み、ウェスは無事、朝の10時半に生まれました。

なんと映画を見終わって、約19時間後のことでした。