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8.202014
キッチンブルース

こんな日は、、朝からグラグラ、ナベ沸かす。
毎日こんなに蒸す暑さ、キッチンのフキンも煮沸すれば、、、熱い蒸気がたちのぼるよ。
ナベを見下ろしながら思う。
物言えば、唇寒し、、、
なんて半分笑いながら呟いたのは、父。
まだ娘の頃のことでした。
生意気な口、聞いてたんでしょうね、、わたし。
今、自分が親になり、立場が逆転した。
子供とは言え、みんな別人格。
性格から生活形態、もちろん考え方も当然違う。それを踏まえたうえで意見をしても、これがなかなか。。
ピシャリと受け付けないこともある。
人の言葉を素直に聞けなかったり、不器用だったりすると、スムーズに行くものも行かなくて、、
結局、人より時間がかかったりして、その遠回り、苦労が見ていて不憫に思えるってことはある。
なので、じっと見守ることになる。
そういう子は実は独立心が強いに違いないと。
そんな思いがある日には、、
呪文のようにナベを煮る。
いつかわかるさ、グツグツグツ
摂氏100度で、グツグツグツ、、、
まな板と包丁がトントコ、トントコ、胸を突く。
摂氏100度の蒸気が胸の曇りを吹き飛ばす。
そうして、皿洗いの水でもってみんなまとめて洗い流す。
なんてことはない。
ここ、台所で、、女は何だって料理してしまうからね。