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健康な人ほど学ぶ欲が大きい〜マクロビ知恵①〜

先日、スポーツトレーナーである知人から、「マクロビオテイックのことを教えてほしい」という連絡があり、彼のリクエストにこたえるために久しぶりに夕食を一緒に食べることにした。

たまたま外国から遊びに来ていて、我が家に泊まっていた友人のC君も同席することになり、、、

スポーツトレーナーのYさんは以前からマクロビオティックに興味を示していた。私の経験では、アスレチック系の人は独特の「自己流」食事/健康管理をする人が多いため、Yさんのマクロに対する好奇心旺盛さには少しビックリした。

マクロって何?と、一言で答えを求められるより、夕食を取りながらゆっくり説明が出来る機会を与えてくれたことに感謝。

マクロビは食事療法以前に、ライフスタイルであり、スピリチュアルな旅・・・

東洋医学、陰と陽、身土不二、バランス、、マクロビの土台となってる要素を大まかにおしえて、食べ物がカラダにもたらす影響なども話し、、あっという間に2時間が過ぎてしまった。

デザートが出てきて、Yさんは十分マクロビ話を聞けて満足したのか、私の友人のC君に関心を向けた。

「筋トレしてるんですか?」

C君は日本語がしゃべれないので通訳をしてあげた。

C君は筋トレが好きで、週に数回ジムに通っているそう。

「肩まわりの筋肉の付き方が興味深いです。凝りやすいですか?もし時間があったら、ジムに来て一緒にセッションをしましょう!」

面白そうじゃん、行ったら?と私も勧めたが、C君は乗り気ではなかった・・・

Yさんと別れて家に戻る途中、なぜYさんの誘いにいまいちな反応をしたのか聞いてみると、

(C君は大好きな筋トレをする機会があればだいたい張り切って行くから、私は気になった)

「僕は10年以上も筋トレをしてるし、トレーナーにアドバイスをもらう立場じゃないんだ、、、」

C君の頭の中では、Yさんはトレーナーだから自分は指導される側となっていた。独自の筋トレを否定される恐れを感じているように見えたが、Yさんはどちらかというと社交目的で誘っただけだと思う。

それに、どんなに長くやっていて自分が上手に出来ると思うことでも、学べる点はいくらでもあるはず。

とある有名な太鼓奏者が言った、

「長く太鼓をやってるからこそ、練習をいっぱいするのだ」

彼は世界中でたくさんの生徒を指導してきた。私もその一人。彼のレッスンを受けるとき、必ず印象に残るのが彼の謙虚な姿勢・・・太鼓の世界では彼は神様のような扱いをされているが、彼は決してそのように振る舞わない。それどころか、常に自分も「学ぶ」姿勢で指導をする。

マクロビオティックの大先生、久司道夫も言った。

人間は無知。悲観的に聞こえるかもしれないが、言い換えれば、人間は、誰もが学ぶ心を大事にするべき。人生はずっと学び。学ぶ姿勢がなくなると旅も終わってしまう。そして、これは健康な人ほど学ぶ欲が大きい。

息子にも伝えたい、大事なお話。

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