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毒ヘビとマクロビオティック

毒には毒をという言葉があるが、アトピーの急な悪化にバンキー療法を試していた娘が毒蛇、コブラの粉末を勧められたのも自然な流れだったのだろう。しかし、あれだけの症状にデトックスが急速に進めばどうなるか、その点は私も予想が甘かったと思う。良くなって、五月に一旦米国に戻った娘は、ひどく悪化して再び日本に帰ってきた。

しかし手ぶらで帰ったわけではない。観念した彼女はそこで初めて徹底的な食事療法を決意する。まるでその為に戻ったようだ。面接を受け彼女の体質に合わせたレシピをもらう。面接の先生はマクロビオティックの大家、久司道夫の直弟子デニー先生。このご縁は、長女がフィラデルフイアのデニー先生の学校でマクロビオティックを学んでいることから繫がった。五月末から七月末までの二か月間、それは彼女にしてみれば、砂を噛むような食事だっただろう。しかし、デニー先生の言われた通り、二か月経ってみると、結果は明らかだった。

彼女が日本で格闘している間、わたしは長女のお産で米国にいた。わたしは私で、長女から毎日の食事をマクロビオティックの指示で作っていたのです。何とも不思議な二か月だった。そうして私は日本に帰り、次女は米国に戻った。

ここで、マクロビオティックの食事が最善であると言いたいのではありません。彼女の場合はそれが最後の切り札になったということです。酵素風呂のアドバイザーにしても、バンキーの先生にしても、はたまた毒蛇専門の先生にしても、食、睡眠、歩くこと、そして考えすぎない事、リラックスすることを同じように提唱されていた。人はみんな体質も違えば環境も違う。すべては、自分の過不足を知り、ベストバランスを知ることではないだろうか。

彼女は、以前から酵素も飲んでいたし、もちろんそれで断食をしたこともある。水溶性ケイ素も食品として摂っていたし、皮膚にも塗布していた。最近では脳のリラックスの為、美脳セラピーも受けていた。どれもが、優れものではずしていいものはない。

今は、デニー先生の指示に従い指定された食材のみで、酵素ははずしていますが、それも良し。柔軟に考えるべし。最強の毒蛇コブラ粉末については、デニー先生、顔色一つ変えず、「強すぎるものは、今妥当でない。あくまでも体にやさしい事が肝心です。」と、言われたとか。

マクロの先生の面接は、ヘビに睨まれたカエルのように、ジーッとすべてお見通しの眼力がとても怖かったそうな。

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