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美脳とは ⑦番外編~「真冬の夜の夢」事実は奇なり

夢じゃないんだけど、、、

夢じゃないんだけどバットマンの車に乗った。

じっと私を見て現実派の長男がそう言った。

「夢でしょう!!!」信じるわけがない。

6人も子どもがいると、ほんとに様々にみんな個性があって違う。

今は、もう5人が成人してしまったけど、育つ過程にはいろんなことがありました。

いろんなことがある中、それぞれ癖のようなものがあるのを今想う。

この、バットマンの車に乗ったという長男は、静かに一人遊びをするようなおとなしいこどもだった。

怪獣や車のおもちゃで何時間も遊んでるような子で、極めて落ち着いた子なのです。

そんな彼に、驚くような一面があったのを知る出来事がありました。

小学校5年生だったと思う。

忘れもしない、世田谷の上野毛駅。

駅ホームで友達と電車を待っていた彼は、その頃の流行のカード、それはかなり人気のものだったらしいのですが、線路に飛び降りたらあげるという友達の言葉に、本当に飛び降りてしまった。

すぐに、まわりの人に引き上げてもらい事なきを得たのですが、翌日は学校中に噂が広がり校長先生には、死につながるデスゲームをしてはいけないと、お目玉をくらったという顛末です。

思うに、絶対飛び降りないだろうと、友達が思ったことに彼は反応したのだ。

もちろん、理由はなんであれ説教したら「怖かった~」と泣きだし一気に熱がでた。

そう、彼は驚くと一気に熱が出る。

病院で注射をした時も、痛かったのか驚いて突然熱を出した。

眼の前でみるみる熱が上がっていくのを見たのに、医者は、「そんなことあるわけない。」

そんなことあるのですよ!事実は奇なり。

それから時は流れ、高校の卒業式。

卒業証書も渡され、歌が流れ、厳かな雰囲気の中、突然同級生のみんなが私たち親のほうを振り返る。

??

また、驚いた。。息子が金髪のかつらをかぶり、踊りながら飛び出してきたのだ。

唖然とした親の顔など眼中にないだろう。。この子の日ごろの平和主義はエネルギーを貯めるためか。。

一番わからないタイプだと思った。

なので、又、バットマンなんて言うから胸がザワザワしたのです。

週末、彼は同僚と飲んで、いつになく記憶がないくらい酔ってしまったらしく。

東京からタクシーに乗って眠り込み、運転手さんが困って横浜駅からちょっとはずれた国道で彼をおろしてしまった。

ひとりポツンと立っていたら、向こうから物凄いかっこいい黒い車が走って来て、、ドライバーはバットマンのようで、、いえ、もう車もドライバーもバットマンそのものだったそうな。

彼はもう、その車のあまりのかっこよさに、スゴイを連発していたら車に乗せられ、しばらく横浜界隈をドライブしてくれたのだとか。

車の中のメカもすごくて、やばい、やばいと連発しっぱなしだったとか。

しかし、知り合いでもなんでもない息子を何で乗せる?

だから、私は夢でも見たのよといったんですが、、もしかしたら。

もしかしたら、平和主義の彼が10年に一回くらいテンションが上がる活動期にはまったのではないかと思った。

スゴイ!と狂喜するリアクションが向こうに受けて、気まぐれに乗せてドライブまでしてくれたのだ。

前に、美脳の講座で、不幸にも犯罪を犯した少年たち、彼等は普段はおとなしい子が多く、それは副交感神経が交感神経よりずっと優位と聞いた。

けっこう、息子もそのタイプに近いのではないかと想像した。

ただ、その爆発が犯罪とはちがった形で表れるのでこんなことが起きるのだ。

と、私の勝手な解釈です。

そう考えると、今までの突飛な行動がなんとなくわかるような気がする。

しかし、そんな思惑を彼が知る筈もなく、「俺、これからいいことあるかも!こんな経験するなんて。」

それもそうかも。今日は節分だし。美脳シールも貼ってるし!!

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